塗 装

自動車塗装とは最新のメーカー技術で塗装され百数十度という高温で焼き付けられたいわば最高のコーティングです。塗装の厚みは塗装修理していない車で大体100ミクロン前後です。コピー用紙1枚くらいの厚さで下塗り・中塗り・仕上げを行っています。愛車の色を決める仕上げ厚は30〜40ミクロン位になります。このわずかな厚みで、車にとっての重要な部分である防錆・艶・輝き、そして色彩を担っています。ですから、塗装は限りあるものなのです。

塗り肌保護

自動車塗装は焼付けして乾燥する際、表面に極僅かな起伏が表れます。目をこら凝らしてボディを良く見ると写り込んだ像が僅かに揺らいでいることがわかります。これはラインオフ塗装の証でもあります。表面に近いほど塗装成分の密度が高く硬く丈夫に形成されています。ですから、塗装は表面の肌が最もよい状態であり重要なのです。研磨して傷を消すことはプロであればたやすいことですが、塗装の肌も一緒に削られてしまいます。塗装の肌を残しながら出来る限りのキズを見えにくくして下地を整えていく。これが輝きを守るライジングの技術です。

肌調整

PCSでは塗装表面を整える下地処理において、傷んだ肌部分のみを調整することを「肌調整」と表現し、塗装を削ってしまう 「研磨」とは分けた考え方をしています。塗装本来の美しさを維持するためには、オリジナルの塗装肌部分を極力残すことが 重要です。塗装は限りあるもの、削ってなくなったものは元に戻すことは出来ません。一筋の傷も残さない「研磨」はその場限りの満足で終わってしまうものです。ライジングは塗装の肌状態を第一に考え、塗り肌を守る下地処理をご提供しております。

劣化塗装部に対して

数年経過したお車は、場合によって塗装表面が劣化し丈夫だったはずの表面が肌荒れしている場合があります。この場合、ポリシーには反しますが、現状で一番丈夫な状態の塗装部分を出してやるために劣化部分の除去を行います。劣化している状態の塗装にどんなにすばらしいコーティングを施しても、定着は劣り艶は出てきません。このような場合もむやみに「研磨」せず、塗装厚などを確認したうえでお客様とご相談して作業してまいります。